smallville/ヤング・スーパーマン recommendation

原題 Smallville / 邦題 『ヤング・スーパーマン』(NHK第二放送)

スラッシャーに「米国史上最もスラッシィ」と言わせしめたドラマ。若かりし(なんたって15歳だ)スーパーマンASクラーク・ケントが自己の能力に目覚めていく過程を辿る…はずなんだが、どう見てもこの話は、そんな立派なものじゃありません。ほとんど「聖少女バフィー」と同じくらい軽〜い内容のドラマです。

*あらすじ*

ある夜、平穏なカンザス州の田舎町スモールヴィルに、空から緑色の隕石が大量に降ってくる。町はそのために多数の死傷者を出し、さらには緑色の隕石のせいで町には次々に異変がおきる。触っただけで生命力を奪う男とか、蜂を操る少女とか、人の心が読める少年とか。人々はそれを「ミュータント」として片付けて平凡に生活している(どうして?!)が、しかし全てはこの夜から始まったのであった…
というのが『ヤング・スーパーマン』の第一話。

*さくっと登場人物紹介*

Clark Jerome Kent

最年長の写真

本名: Kal-El

ニックネーム: スーパーマン

性別: 男

出生地: クリプトン星

特技: 頬を赤らめるだけで周囲の人を悩殺することができること。ではなく、電車より速く走れる(山手線ならSMAPでもできるような…)こと、X線で透視できること、光速で飛べること、鋼鉄より強いボディをもつこと、寒いときや興奮しているときは目から熱線を発することもできる。

弱点: クリプトナイト隕石。ちっこい石ころ一つで立ち上がれないくらい弱ってしまう。メサイア・コンプレックスがあること。

生い立ち: クリプトン星から地球に降ってきた。当時3〜5歳(ただしクリプトン人と地球人の年齢が一致するのかは謎)。農家を営むケント夫妻に拾われ、人間として育てられる。15歳になるまで自分が異星人だと知らなかった。クリプトン星はクリプトン人間の最終戦争によって母星が消滅したらしく、クラークは父親(ジョル―エル)の機転で脱出ポッドに載せられ、地球へ向けて放たれた。つまりがクリプトン人の最後の生き残り。Kal-Elの生きる目的は、「劣った種族である人類を、きちんと支配してあげること」だと宇宙船のAIコンピュータにおしえられ、ますます苦悩することに・・・。

性格: Mr.Nice Guy。だが身を守るため、ショボイ嘘を連発して自分の能力を隠したために、あらゆるファンフィクで「大嘘つき!」と罵られることになる。

名言: 「嘘なんかついてないよ」

*Tom Werringについて
 1,976年生まれ。2,002年に結婚。この前のインタビューで「高校を卒業したあとのクラーク・ケントをやるつもりはない」と言っていたからサードシーズンで引退するんでしょう。顔もガタイも良いのに演技力に欠けるのが残念。それとも撮り方が悪いのか?とにかくひたすらアップを多用するのは勘弁して…英語で聞くと、口跡が悪いのがモロバレ。『ヤング・スーパーマン』で案に相違してレックス・ファンが増殖したのも、彼にルックス以外の魅力がな…

 

Lex Luthor

最年長の写真

本名: Alexander Luthor

ニックネーム: いろいろあるが、どれひとつ好意的なものはない(涙)

性別: 男

出生地: メトロポリス・カンザス州

特技: 前半生では、金を「湯水のように」使うこと。後半生では、金を「錬金術のように」稼ぐことになる。

弱点: 大量のコンプレックス。強そうに見えて弱い。そこがたまらん可愛い。

生い立ち: 「不幸」の一字。

ステイタス: ルーサー・コーポレーションの御曹司。高級車を乗り回し、ラベンダー色のシャツをいつでも着ていて全身から「俺はゲイだぜ。なんか悪いか?」と叫んでいる人。親父はスモールビル界におけるビル・ゲイツ(それともロックフェラー総帥?)ことライオネル・ルーサー。幼少期から天才と呼ばれ、8歳でIQが250あったとか。単に人生苦しかったから精神的に大人びてただけなんじゃあ?という気もするが。愛情はあったが小学校から名門男子寄宿学校にぶち込まれたせいで疎遠だった母親は、レックスが12歳のときに病死。

隕石のせいで9歳で無毛症になり、外見と天才と家柄のせいで周囲との協調性ゼロな人間になり、惨憺たる少年期を過ごす。門限破りから授業ボイコット、不純異性交遊、アルコールに喫煙にドラッグと、悪いことはほとんどやった。そのため全米の名門男子校を転々としている(すべて退学処分)。自分の家の実験室でドラッグを合成して販売し、高校生のときにやりすぎた顧客を死なせている(らしい)。17歳で飛び級して入った大学はプリンストン(おお〜)。化学を専攻したが、「教授が余りにもバカだったので」徹底的に嫌がらせをした結果、やっぱりここも蹴り出された。したがって大学の卒業証明書は一つも持っていない。

特技: 妻に裏切られること。23歳までに二回結婚し、3度婚約するが、全員が彼の殺人(もしくは裏切り)を計画した。最初の妻ヴィクトリアにたっては、浮気の相手は父ライオネルである。(親父も親父だが・・・)

数あるコンプレックス:

その1.マザコン。まあ12歳で母親に死なれちゃあね。

その2.ファザコン。あらゆる意味で「大きい」父親の影響力から脱するためには、ありえないほど善良になるか、「ライオネル以上にライオネルになる」しかなかった。と言うわけで、クラークに裏切られた彼は後者を選んだのであった。…ということになるらしい。

その3.アレクサンダー大王コンプレックス。肥大した自尊心が、彼をアレクサンダーに比較せしめている。らしい。でも親父が自分をジュリアス・シーザーになぞらえているので、それを超えるにはアレクサンダー大王しかなかった、というのが本音なんじゃないかと思う。つまり変形したファザコン。

趣味: 悪い。ではなく、とにかく「スノッブ」。アメ*カ人の物質主義的願望の体現者として、ファンフィクでは地上98階のペントハウスに住まわされ、フェラーリからポルシェまで、あらゆる高級車を乗り回し、数千ドルの背広しか着ず、年代物のスコッチしか飲まない。スモールビルではスコットランドから輸入した「城」に住んでいた。

たとえばファンフィクでは、ペントハウスの壁やバスルームが全面ガラス張り(ただしフィルターによって向こうからこっちは見えない)だったり、ペントハウス直行の専用エレベーターがあったり、ランチデートではスシ屋に連れて行って「コニチハ」などと喋らせて日本語も堪能だったりするところを見せ付けたり(どうも日本のアニメが輸出されてから、日本文化は「クール」の代名詞らしい)、家の置物には日本刀の大小(Dai-syoと書いてあったときは何のことだろうと思った)があったり、する。はっきり言って、(日本の感覚では)ダサいんだが、でも「ヤング・スーパーマン」のファンドムでは彼の大金持ち振りをひけらかす話が多い。そこだけが嫌い。


Lionel Luther

 レックスの父。ルーサー・コーポレーションの総帥。勝利のためには手段を選ばない実業家。腹黒く内心を明かさない。レックスには「人を信じるな。感情を表すのは弱みを見せるのと同じである。人の好意には裏があると思え。愛とか友情とかは子供の夢だ」と教育をする。それもこれも立派な跡継ぎになってもらいたかったからなんだそうだが、こんな非人間的な奴が会社の社長になってそれでも繁栄しているルーサー・コーポレーションて、一体どういう会社なんでしょうか。やっぱ巨悪の帝国マイク*ソフトなのか?そうなのか?


Lillian Luther

 レックスの母。彼が12歳の時に死亡。ライオネルに「母さんは素晴らしい女性だったが、人を見る目がなかった」と言われた。それってどういう意味だよ。お前の妻だろ。
 死ぬ前に「私に代わって息子を育ててね」と、パメラ(友人・兼・乳母・兼・レックスの家庭教師)に自分の持つルーサー・コーポレーションの株をごっそり贈与。が、パメラはライオネルに脅迫され、株と一緒に姿をくらましてしまった。
 レックスがクラークに、「レックス、君は誰かを愛したことはある?」と尋ねられ、(それはそれでなんでそんなことをレックスに聞くんだという感じだが)
「二人だけな。一人は死んだし、もう一人は俺を裏切ったけどね」と答える話がありますが、もしかするとこの「裏切った女」はヴィクトリアじゃなくてパメラおばさんかもしれん。

Victoria Hardwick 

 レックスの最初の妻。腰が抜けるほどの美女。しかし罪作り…つーか、何を考えてるのかいまいち判らないまま、クラーク/レックス同人を推進する少女たちの憎悪を買って退陣したという感じがする。残念だ。レックスと結婚しながらも、その父親のライオネルと寝るというきわどい真似を平気でなさった。レックスの複雑な嫉妬は特筆に価したが、それがヴィクトリアへの愛ゆえだったのかというと、結局は「俺はすべてにおいて親父には勝てないのか!?」という意味での嫉妬だった気がする。

*************

こっからやっとFanfic紹介だ!すまんすまん、前振りなげーよオイラ。

 


Drift by Rose Farguson

夢を見ているクラーク、ある晩レックスの屋敷まで「飛んで」いっちゃう夢を見た。が、夢ではなかった――――というお話。
なんとか「夢遊病なんです!」って説明するも、信じてもらえない(そりゃそうだ何キロあるんだ)。瞬く間に噂は広がり、まあ要するにレックスのことが好きで夢をみたのね〜というだけなんで、ハッピーエンドですが。かわいい小話ですね。

Normal by Viridian5

すごい巧い。すごいテクニカル。てゆーか私好みの内容なのかな。わずか7KB。ハラショー。
クラークのPOVで、ノーマルでない自分に悩んでいるクラーク、ある夜に夢を見る。例の「カカシ事件」夢ですが、そこに現れるのはレックス。でもすぐに助けてくれるのではなくて、「なんでお前はノーマルでありたいなんて思うんだ?」と尋ねてくる。
why do you want to be anyway? This is normal, the cold and weakness and humiliation. Why do you want this?"
そんでくくりつけられたままセクハラされるので、頭にきたクラーク、自由にしてもらってからレックスにキスをする。まあスラッシュですから。
で夢から覚めると…

And Clark woke up, confused and scared and harder than he'd ever been, just about dripping with lust. As he took his cock in hand he tried to think of anything other than Lex's smiles or the way he looked at Clark or the feel of his lips and body as Clark had breathed the life back into him after the car wreck.... When Clark came he shot so hard that he might have broken his partner if he'd been having sex with somebody.

So... he had problems. Several problems. One problem that led to other problems was that he'd desperately wanted to tell Lex the facts of the rescue because part of him held hope that Lex would... what? Understand? Love him better for it?

Clark wanted what he couldn't have.

He'd heard that was normal.

最後の二行が含蓄に富んでるんだよなあ。いやはや。これがたったの7KBよ。兜を脱ぎました。

immortality By Grail

これは珍しくAngstで、しかも名作だった。
スーパーマンの話って、あんなに仲のよくなったレックスとクラークが将来は敵になるという点で、わりとAngstにしようと思えば簡単のはずなんだけど、それを確実に書いてくれる人って少ない。まあ本編があるから書きにくいというのがあるんだろうけど…でもこの作者さんは珍しくそれに成功した人です。

まずレックスはメトロポリスで仕事しつつ、Met大に入ったクラークを一種の愛人みたいな感じで囲ってる(…)わけ。まあ最初はラブラブです。一見は。
ところが題名が「不死」っつーことからお分かりと思うんですが、クラークがねえ…変わるんだなあ。

20歳で、クラークは自分の成長が止まったと悟る。つまり死ねない。自分は何があっても絶対に死ねない、と判ってしまう。父も母もクロエもピートもラナもみんな死ぬだろう。もちろんレックスも。
だけど自分は死なない。つか死ねない。爆弾を撃ち込まれても毒を飲んでもびくともしないし、酒を飲んでも酔ったことがない。それどころか、いくら睡眠不足になっても、いくら人助けを一晩中し続けても、疲れを感じることすらない。精神的には疲れるけど、体はパワー全開でありつづける。
でも、どんなに一生懸命人助けをしても、彼は本当には人を死から守ることはできない。だって人間は死んじゃうんだから。

私もねえ、これはかなりいやだと思った。だってどうせ皆死ぬなら、なんで自分が人助けしてんだかわかんなくなっちゃうものねえ。

で鬱になるとレックスのペントハウスに行って、完全防音の部屋(もちろんレックスが作ってくれた)に閉じこもって外界を遮断してレックスとのセックスに安らぎを見出してすごすんだけど、いい加減それも限界。だってレックス自身がいずれ死ぬわけで、それを目の前に、たとえばレックスの目尻の皺とかに見抜いてしまうから。でもレックスは、「何悩んでんだよ、ちょっと人助けのしすぎで疲れてんだよ、お前だってただの…」(人間なんだからさ、とは普通の人相手のようには言えないわけで、)「お前はお前であればいいんだよ」と慰めてくれる。

でもクラークは内心、俺は「疲れる」ことすらできないんだ!俺は人間じゃないんだ、俺は死ねないんだ!って叫んでるわけです。で、この鬱クラークがとった最後の選択が、レックスを徹底的に傷つけ、乱交しまくって、レックスに自分を殺したいと思うほど憎んでもらうということだってんだから、もうAngstも窮れり、です。

このいきなりのクラークの心変わりに、全然ついていけないで憔悴しきるレックスの姿は涙もの。いろんなレックス・ルーサー像がある中でも、こんなに可哀想な彼を見たのは初めてだった。真っ暗なペントハウスでクラークの部屋のものをゴミ箱にぶち込んでは焚き上げていく酔いどれの彼の姿には、おそらく「骨の髄までクラークのファンでしかありません私」という人の心でも打つものがあります。

まあもちろんクラークもレックスを愛してるわけだから(ホントか?)、抱きしめて「うそだよ」って言ってしまいたいのは山々ながら、冷たくレックスを「幻滅だな。あんたの親父の気持ちがよく判るよ」なんぞという。


この瞬間、憎悪を糧に復活つーか、生きる気力を取り戻すレックスは凄い。転んでもただでは起きないルーサー。鎌倉時代では、転んでも「起き上がるとき地頭は土をも掴め」と言ったそうですが、彼の場合は地面ごと相手をひっくり返そうとするかんじですな。
こう書くと、なんだじゃあレックスを悪の権化にしたのはスーパーマン自身であって、人助けは罪滅ぼしってことかよという気もするのですが、でもレックスと死力を尽くして戦うことで、生きてる実感を、そして死ぬチャンスを、手に入れたいってゆークラークの気持ちは、確かに同情できるし理解もできる。
映画「スーパーマン」では、なんでスーパーマンはレックスを殺さないんだ?って思うことしばしばですが、この話で、そうかスーパーマンには自殺願望があるんだだ、ということが判れば、なんか妙に納得もいってしまうわけで、実はカノンなのかもしれませんこの話。

最後のシーンの抜粋。

His voice is quiet, though, something beyond the effects of scotch. "Are you trying to make me into an enemy, Clark?"
Clark shrugs.
Yes.
Lex is something that he knows how to fight.
Lex is something he could anticipate, combat, stop, meet evenly.
Lex would be a kind of violence that Clark could understand.
Not like Metropolis.
Lex is all that he knows.

ねじまがってんだけど、たしかにこれは愛だったよ。

彼女のほかの作品はもっと可愛いです。「Teliko」「Local Call」はどっちもおすすめ。個人的には後者の方が好きだが。「Local Call」は、一緒に野球を見にいく約束をしていたんだけど、レックスが直前ブッチしたいとクラークに電話をかける。なんか敵対企業の買収が山場を迎えてて、とても遊んでる場合じゃない、っていうわけ。でもクラークは絶対に来ーい!と言う。そんで「まあ次は約束まもるからさ〜」と逃げようとするレックスにテレフォンセックスをしかける(爆)。レックスは初めは、「マジかよお前〜」みたいなカンジなんだけど、そのうち乗ってきて、「やっぱ買収も親父の評価もどうでもいいや。15分後に行くからシャワー浴びて待ってろよ。」ってだけの話なんですが…いや、レックスの「父親を見返してやりたい、このM&Aが成功すれば俺は親父に靴を舐めさせてやれるんだ」っていう、後に悲劇の源になる固着を、クラークの愛(?)を優先しろよ、というスタンスが変えていってくれるので、そういう意味で非常に嬉しい話になっているわけです。

Ice by Merry

うまいす。この人の書くレックスはマジでキュートで、しかもあのレックスです。どーしてこんなに可愛い彼が、映画ではあんな極悪人になったのか、そこには深遠な理由があるのだろうとしか思えないのですが、すくなくとも「ヤング・スーパーマン」のこのレックスで,私は十分オカズなしでご飯3杯いけます。

雪の降る夜にスモールビルに向かってフェラーリを飛ばしていたレックス、事故る。そんで車から脱出不可能なまま、凍死つーのか事故死つーのか、しかけている。暇なレックス、あー俺もう多分死ぬのね〜とか、いろいろあれこれ考えるわけです。この人の文章って凄いうまいんだけど、たとえばこんな感じ。手の届く範囲内にあったダッシュボードをあけたらウィスキーの瓶が出てきて、それを飲みながらレックス、

They would say he'd been drinking and driving. On CNN, probably. On front pages all over the country. Spin that, Dad. He only wished he had some heroin on him.

いや〜、最後まで相容れないルーサー親子ですね(笑)!

もちろんここで我らがヒーローのクラークがお助けマンで登場しますが、まあそこからはラブな話ですのでお読みください。非常に上質のラブストーリーです。


Demarcation by Livia

かわいい話.超ハッピーエンドと言ってもいいだろう、なんたってスーパーマン/レックスなんだから.もはや本編を完全に捻じ曲げた、げに凄まじきは同人女心。レックスはお父さんと戦っていて、その隠微な戦争にスーパーマンが加勢するという話。

疎遠になっていたクラークは新聞記者としてメトロポリスにいて、夜中に人助けをやっている。ある晩、工場に忍び込もうとする人影を見つけ、「何をやっているんだ?」と咎めると、マスクをかぶった人物は実はレックスだった・・・しかも忍び込もうとしているのはルーサーの会社の関連工場。公害をすっぱ抜いて親父をコーポレーションの総帥の座からけり落とそうと言うのがレックスの計画だった。
正義の計画だと納得してクラークはレックスを手伝うことを申し込みます。でもクラーク=スーパーマンだと(変身すると微妙に外見が異なるので)レックスは気が付かないだろうと思っているクラーク、この仕事が終わったらもう会えないんだなあ・・・なんて思ってもいる。
ところでレックスもスーパーマンには好意を持っていて、全部の仕事が終わった日、ついに二人は結ばれます。この時のシーンが面白い(笑)怪力の持ち主のSですから、ベッドのフレームは破壊するわシーツはずたずたにするわ、よくレックスを壊さなかったなお前?
で、ルンルン気分で去ったS「もう二度と会うことはないだろう」なんて言って分かれたんだけど、考えてみりゃレックスも、事情を話せばわかってくれるかもしれないよな、などと気分をすっかり改めて、やっぱりレックスに会いに行こう、そしてスーパーマンでないKalとして恋人になりたいと告白しよう!と考えつつ家に帰ります。

"Fly by anytime, Kal," Lex called after him as he took off.
Anytime. Clark fought the air currents, blasting up through them as fast and hard as he could fly.
Anytime? God, he'd never do anything else.
He got up through a couple of layers of cloud and atmosphere till the air was thin enough to actually give him pause, the chill enough for him to feel it.
Sun so bright, liquid gold, soaking into his skin. He did a couple of wide loops, rocketing down the curves and pulling out of his dives at the last minute.
Thought about skywriting. Hey World. Superman Got Laid.

そのときのSの喜びの様子。かわいいでちゅね〜。

さて家に帰ったクラーク。ドアを開けると・・・部屋が薔薇の山で埋まってる。で、カードには
By any other name.

バレバレなんだよ、という落ちです。


Just Pie by Livia

AU.知り合いではない二人です。
MetUにいるクラークと、退廃的な生活を送ってる道楽息子のレックス、ひょんなことで知り合います。つーのもレックスのバースデイ・パーティーかなんかに友人Aの連れてきた娼婦が「ヒモ」つきで、家に入るや彼女がいちゃもんをつけて「あたし帰るわ」と言い出す。レックスは、帰れば〜?とはじめからヤル気なしなしなんだけど、友人Aは「話が違うじゃねえか!」と彼女に乱暴しようとするので「助けてクラーク!」と叫ぶ少女A.そこでドアをブチ破って入ってきたのが「ヒモ」クラークです。
なんだ〜?とか思ってるレックス、でも面倒なんで金をやってその場ではおしまいです。
ところが数日後、親父のパーティーにウェイターやってる例のヒモ野郎(クラーク)を発見。
久しぶりに「おもしれー」と思ったレックス、クラークに「自給を払うから話をしようぜ」と詰め寄る。てっきり親父の愛人を世話してるかなにかだと思ったんですな。
でもクラークは話してみるとただのMetUの学生で、バイトをしてるだけ、少女Aとは友達で、「セックスワーカー」の彼女達が誰かに食い物にされないようにたまにボディーガードをすることがあるだけだと判る。
最後のセリフがタイトルです。

"And in return, the ladies of the evening give you...?" Lex gestured widely.

"Nothing!" Clark said. "I mean, I don't *make* them... but sometimes they, uh. Sometimes they..."

"What?" Lex tried to look accepting and non-judgemental.

"Sometimes they buy me pie," Clark confessed.


Vision Series -Learning Braiile by Te

inscest tabooの話す。ダメな人は絶対に読まないほうがいい。3部は名作だけど(ブルースの愛には救いがあります)第一部はものすごいKinkyです。救いは全くありません。Loinelは狂ってるしLexもそうとうイカれてます。それもこれも父ちゃんの愛情が欲しいだけなんだが…いやはやLuthorCorp.に未来はないよ、こんな奴らが社長じゃあ。


ブルース・ウェインはレックスのプリンストン大の友人です。そう、あのBATMANのブルースです!!クロスオーバーなんですな。当然大金持ち。すごい変人であるのも原作そのままです。両親は亡くなっており、ゴッサム・シティの大邸宅で執事と暮らしている。

この話はクロスオーバーだしインセストだし、いろいろヤバイ線上を彷徨ってますが、でもTeさんの中での最高傑作ではないかと思う。

Teさんの文章は癖があって(日本語でいえば、「―――」とか「…」とか、「。」を多用するタイプ)しかもかなりのスラッシュなんで好みじゃなかったんですが、でもSmallville  Fandomではすごい人気がある作家さん。その理由がこれを読んで初めてわかった。

Brailleというのはブライユ氏が発明した点字の書記法らしい。だから直訳すると「点字を習う」なんだけど。。。要するに、一寸先も見えない闇の中で、どうして世界はこんなに不条理なのか、なぜ自分は、父親は、自分を取り巻くもの全てはこんなに狂っているのか、それを必死で手探りで理解しようとしているレックスという感じです。ブルースの、不器用だし、終わってるんだけど、でも純な愛情が哀しい。


Boxed by Thamris

これは「スケアクロウ」の回の話を別の側面から(つまりスラッシィな方角から)書き直したもの。
ホイットニーの企みでトウモロコシ畑の案山子に裸にされた挙句にくくり付けられてしまったクラーク、クリプトンの隕石をクビにぶら下げられたせいで力が出ない。もー俺は死ぬのか〜?って喘いでいるところに助けに来てくれたのはレックスでした・・・というのは本編どおりなんだけど、この話はそのときにクラークが何を思っていたかというと、じつはレックスとヤバイ緊縛セックスをしてる自分を夢想したりしてた、というんだから、ちょっと「あの小鹿ちゃんの瞳のイノセント・ボーイasプリンセス・クラークじゃなきゃあたしイヤなんです、というよりそんなのクラーク様じゃないわ!」って怒る方は読まないほうがいいです(私は面白かったが・・・)。

この話のクラークは、すっげーノーマルな少年です。どうノーマルかと言うと、セックスとマスターベーションに興味津々の、要するに「やりたい」さかりの15歳。しかもレックスをオカズにしちゃっているわけで、「俺って変態なのか?!そーなのか?!宇宙人のうえに変態なのか〜〜??!!」みたいに悶え苦しんでいる。かなり笑えた。ほんにん真面目なところが余計に笑えた。こんなに等身大の「高校生」クラーク・ケントが描かれることって珍しいだろう。んでもって「クロエでも結構イケるかも…今度試すか…」とか、クロエのシャンプーの臭いを嗅いで考えたりしてる。まさにただのオスです。
まあ最後はちゃんとレックスとハッピーエンドですが、これはクラークとレックスのH話より、クラーク君の珍しい内面描写とレックスのかっこよさが光ってる話ですね。文章も独特の文体とリズムがあって、非常に面白かったです。最初は夢の部分と現実の部分の境目がよくわからんかったが、慣れたら大丈夫。お母さんの「起きなさいクラーク!遅刻するわよ〜!」のセリフが切れ目ですので。
ではお楽しみください。

The Identical series by Lanning cook

すばらしい事件モノ。スモールヴィル・ファンドム屈指の名作。とりあえず読め。スモールヴィルを知らなくても面白いが、知っているとマジで面白い。つかこのままドラマにしてほしい。AU.

出だしはレックスが森の中を彷徨ってるシーンから。

というのも、親父ライオネルがレックスのクローンを連れてきて「跡継ぎはできたからお前はクビだぜ」と宣言。といっても、ライオネルの「クビ」の意味は、レックスを精神的に廃人にしてから「レックスの騙り」としてレックスを精神病院に送り込み、首尾よくクローンに交代させるということなんだから凄い。

そんで城の地下室であやうく死にかけますが、エリーという古い知り合い(母ちゃんの実家に三世代連続で仕えたボディガードで、CIAエージェントみたいな仕事もしている凄腕のヒットマン。レックスの母・リリアンに惚れていたらしい。)が彼の脱出の手引きをしてくれた。でも彼を内部から逃がしたジェレマイズとかいうのは、警報装置が鳴り出した瞬間に彼を車から突き落として逃亡。

つわけで冒頭に戻り、レックス、二日間クソ寒いカンザスの森の中を彷徨っていたシーンに繋がります。

さて、親父の放ったハンターをかいくぐるのもそろそろ限界、もうあかんかなーというところでクラークに助けられますが、しかし…

とここまでの話でわずか数ページの展開です。いやあ読み応えあったなあ。

このあと、クローン人間やら死体やら宇宙船やら家族の愛情物語やら、まるで10巻分の映画を見るようなてんこ盛り内容です。まあ1000KBはあるからね…。現在も物語は進行中。

ちなみにこの話はファンフィクというより、「善/悪はどこで線引きできるのか?」「愛とはなにか?」「許すとはどういうことか?」ということが作者の言いたいことでありまして、そこらへんが私のハートを射抜いたともいえます。まあいろんなとこでリコメンドされてるから、いまさらワシが言わなくてもという気もしますがね。


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Future fiction

A date with the President by Henry James Jr.

訳せば「大統領の恋人」。タイトルの勝利ね!あ、でもHenryさんの作品はとてもCuteです。短編もおすすめ。

完全AUで、レックスは29歳で大統領選挙に打って出る。クラークはデイリー・プラネットで新聞記者をやってる。大統領選挙の投票直前の記者会見で、二人は5年ぶりに再会します。
んで首尾よく当選。さっそくレックス、まじめなお仕事のかたわら同性愛の承認と同性同士の結婚を認める法案を通過させます。個人的利益ですな。
そんで猛烈にクラークにアタックを開始する。あとはトントン拍子にうまくいって、クラークとレックスはホワイトハウスの芝生で結婚式まで上げ…つわけで、ハッピー・エバー・アフターです。

何が面白いって、妙にリアリティのある設定とか会話だってことですね。たとえばクラークは記者の仕事と人助けに忙しくて、家は崩壊しかけたスラムにあるボロビルにあり、ゴキブリと同居してるし、しかもけっこう見境のないゲイだし。一方でレックスは立派な大統領で、あいかわらずピカピカなんだけど人間です。つまり、良くも悪くも人間の範囲内。(スーパーマンの敵っつーことになると、レックスは凄い深淵を持つ超人的悪としてルシファーみたいな描かれかたをするんで、そういう点では非常にまっとうだった。)その代わりクラークはホントに異星人で、そういうズレもわりと面白かった。
シークレット・サービス君も、こんな野郎が大統領の彼氏じゃあ困ったろうなあという気がしますが、まあ面白いです。「ニューヨークの恋人」みたいなかんじかな。
楽しい気分になれるお話。


Bad timing by anemone

うまい。初めてこの話を読んで、「へ〜、Smallvilleファンドムって面白いじゃん。」と思ったんだった。

別れたあとでレックスとクラークが再会し、また縁りが戻るまでの話で、キュート。会話が上手いのと、出だしがいいんだな〜。べろべろに酔っ払ったレックスが誰かに担がれて運ばれてるんだけど、誰だ?って思ったら、こーゆー時にはいちばん会いたくないと思っているクラーク。

レックス実は腹をBB弾で撃たれていた(しかし酔っ払いすぎてあまり覚えてない)。そこを助けてくれたのがクラークだったというわけだけど、なぜかクラーク、宇宙人の怪力がでない。で、ぜいぜい言いながら運んでくれている。なんでや〜?とか思うと、「なんか理由はわかんないけどここ一週間は人間になっちゃった、もしくは何の能力もない宇宙人になりさがったみたい」と疲労困憊のクラーク。
そんで「タクシーを捕まえるから気をしっかりもて」と言われるのでレックス気を失うまでベラベラしょーもないことを喋り続けますが、ここの会話がクール。
レックスが超イケてます。別れた理由も納得で、よりが戻るのも納得で。

こういう普通のゲイカップルみたいな話は好きだな。Queer as folksのSuperman版ですかね。

Silly Press conference by Chelle

個人的に凄い好きな作家さんなんですが、彼女がスモールヴィルも書いてたとはこれで初めて知りました。もうすんごい笑える。馬鹿巧い。大好き。完全AU.笑えてスイートでキュートなお話。ホントにこんなんだったらいいのになああああ。

大統領選挙に打って出るレックスが記者会見の会場に行くとき、渋滞で遅刻しそうになって焦ってるとクラークが現れて空輸してくれます。便利だ…。あ、この話ではクラークがスーパーマンだってことはレックスちゃんと知ってます。つか一緒に暮らしてます。つか一緒にサカナ飼ってます。つかもう十年の付き合いです。でも23までにレックス二回結婚して二回とも妻に殺されそうになって離婚してます。

で、面白いのは、記者会見会場に着いたときにレックスの服装が乱れてるわけですね。そんでさらっと出馬表明をしたあと「何か質問は?」と尋ねると、記者A。

「その首についているマークは、痣ですか?」("Mr. Luthor, is that a bruise on your neck?" )

Lex reached inside the neck of his shirt. He knew exactly where it was. Damn Clark. Not only had he lost his favorite tie on the flight over, Clark had given him a hickey. Didn't he know hickeys were unsightly and completely at odds with Lex's elegant-but-still-dangerous image?

"I, well, I was..." Lex tried to think. He was a genius. He could think of a probable story, like, say, a fight with a vacuum cleaner and he was losing and Superman had rescued him. That wouldn't work. No one would vote for a man who couldn't win a battle with his own vacuum cleaner.

なんでこういう文章が思いつくんだか、Chelleさんに会って見たいす・・・・(笑涙)。すんげーシリアスな話も書く人なのに、ユーモアのセンスも抜群。

まあこの記者会見で、「スーパーマンとあなたのご関係は?」と突っ込まれ、「友人です」ときっぱりはっきり言い切ったレックス。直後に怒ったスーパーマンが登場します。例の腕組スタイル。
そんでレックスに詰め寄る。プレスの前でっせ!

"How long have we been together?"
"Ten years."
"Ten years, and yet you still refer to us as friends."
"With perks."
"Lex, I have closet space. We have fish."
"So does my dentist."
"My father calls you son."
"And mine calls you spandex boy. What's your point?"
Clark advanced toward him and only ten years of practice allowed Lex to hold his ground against an alien he knew for a fact you couldn't run over. He'd hit Clark with a Porsche, his favorite Porsche, then a truck, and once with a tractor. He still couldn't figure out why Clark hadn't simply outrun the tractor.
"We are not friends," Clark said, darkly enough that Lex glanced around, looking for red kryptonite.
"Fine. What are we?" Lex asked, hoping to distract Clark long enough to find the rock.
"A couple. Partners, spousal equivalents, significant others." Clark paused. "Lovers."

いや〜、とんでもない記者会見ですな。大統領候補がゲイで、しかも相手はスーパーマンだっつーんだから。

まあ落ちは可愛く空高く二人は飛んでいくのですが、あとはお読みください。12キロバイトでハッピーになれるよ〜ん。


No particular night or morning by Spike

Ouch 。痛ましいす。[愛と憎しみは同じもの]な二人の話。どーしてこんなにギリギリなんでしょうこの人たち?という感じですが、テンションの高さは一品です。たとえばこんな。
(誘拐されたレックスを助けに来たクラーク、とりあえずレックスを殴ったあと)
"I hate you," Clark said. Meaning it as he pulled Lex to him, leaned in and kissed.

Lex's mouth, slick and cold. Bright taste of blood, acid of his recent fear, ashes of the old, old want. And Lex. Lex, Lex, Lex. In his mouth, his nose. Soft, wet lips and the writhe of that hard body against his. Tendon and something denser than human bone. Lex was as heavy as lead.. How had Clark ever dragged him from the river?

Maybe he never did and they were still down there, drowning. He broke the kiss but didn't pull away. Lex was so warm. His arms around Clark's waist shook with effort, fists knotted in the flannel shirt he'd worn, he realized, just for this.

Rested his forehead against Lex's. The skin there was cold and clammy, slippery with sweat.

"Fuck, I hate you so much," he whispered.

"Good," Lex said, mouthing at Clark's jaw. Lex's teeth scraped at his stubble. He had blood on him now. Blood and sweat. Lust rising between them like the heavy air after a rain. "Hate me some more."


いや〜、凄いテンションだ。
おしむらくはストーリーがないということ。13KBしかないので、一種のスケッチなんだな。
ただこのテーマでストーリーを作るとなると、ドストエフスキーの『カラマゾフの兄弟』みたいになっちゃうからそこまで求めるのは酷だ。
とりあえず名作。Angst好きにはたまらんでしょう。

domestic relations by punk

cute, funny future fic!
巨大テレビでスーパーマリオをやりながら毒づいているレックス(ライオネルが再婚することにしたのでキレている)と、やさぐれているレックス(結婚してますこの人たち)を帰宅してほんわか温めてあげるクラークの話です。うーん、ほんとにドメスティックだ…。19KB。

Prophet of Eden

ほうぼうでリコメンドされてますが…どうかなあ。そんなに絶賛するほどではないと思う。
レックス/クラークの大ハッピーエンディングを求めてやまない乙女ドリームの結晶(しかもかなり大きな)だとは思うけど。

話は単純、ある日クラーク&ジョナサン&レックスのところに未来のレックスがやってくる。そんでそれぞれのメンツに警告していく。「クラークと俺を結びつかせるな。でないと俺は将来クラークを殺すことになる。それを止めたいんだ」ってね。
未来においてこの悪のレックスは、悪逆非道の限りを尽くし(多分)、そんでスーパーマンも殺し、で、全然幸福でない人生を送ってるわけ。そんで自分の過ちを改めたいと、ついにタイムマシンを発明して過去に戻ってきて予言するわけです。「エデンの園の預言者」ってわけですな。

ただなあ・・・そっか、今わかったけど私このコンセプトが嫌いなんだな。だいたいクラークを殺した悪逆非道の人間が、なんで今更過去を変更したいなんて仏心を出すんだ?という。その説明がなってないからこのクラークに納得いかないんだわ。ジョナサンも理解に苦しむ言動をするし。なんか苦しんでるわりに人間味が今ひとつというか。

まあロマンティックなハッピーエンドが好きな人にはいいかな。肩凝らないしね。
ただ113KBなら、もっとその努力に比例して読み応えが欲しかった、というのが正直なところです。


Yellow by RivkaT

FutureFicで、RivkaTさんの話のなかではいちばん好き。ハッピーエンドです。あな嬉し。

まずは「特にこれといったこともなかったある日、」クリプトン星からやってきた三人の宇宙人にレックス・ルーサー大統領は誘拐されます。
そいつらの要求と言うのが、「スーパーマンは故郷クリプトン星では犯罪者である。従ってその身柄を引き渡してもらいたい」というもの。

しかしスーパーマンが地球に来たのは5歳です。その年で犯罪者になんてなれるわけないだろ、と要求をはねつけるレックスに、「そんならお前を痛めつけるまで。そしたら人助けのためにはスーパーマンは駆けつけるに違いない」と、全世界に放映されるカメラの前でレックスの小指をへし折ります。(痛ーい!!)
「人体には骨が二百個あるらしい。スーパーマンがやってくるまで、あと何個折ることになるんだろうな?」とサディスト・クリプトン人がにやにやするのに、泣かないレックス(痛)、うそぶく。「俺の場合は200以下だね。片手は義手だからさ。」うーん、さすがマッチョの国の大統領だレックス!!

さて登場するクラーク、捕虜交換となりますが、宇宙船のタラップですれ違う時、レックスはクラークに自分が首から下げていたペンダントを渡します。
「随分前に、お前に作ったんだ。持ってってくれ。」
そんで「お前は俺の人生において最良の存在だった。それを台無しにしたのは残念だ」
と謎セリフ。そんでホワイトハウスの芝生に降り立つと同時にクリプトナイト仕込のミサイル発射命令を出します。見事命中、クラークと3人の宇宙人を乗せた船は木っ端微塵に吹き飛ぶ。これは死にます。いくら宇宙人でもクリプトナイトにだけは勝てない。

さて大統領は忙しい。クラークが死んだことを考えないようにしながら次々に指示をだす。副大統領のピート(大出世)に株式市場の様子を尋ね、クリプトナイト仕込のミサイルが作られた理由を説明し、そんで「よくもクラークを吹き飛ばしやがったな」という感じの沈黙に、「もしできるものだったなら、もし、俺がただの一般市民だったら、俺ごと船を吹き飛ばせと命じていただろう。でも大統領の自分が自殺することは許されないんだ。」
いや〜男です!
ピート、溜息。「判ってますよ。だから私は副大統領を受けたんですから。あなたがたは二人とも…スーパーマンも、いつだって自分一人で世界を守ろうなんて考える奴だった」
この「だった」と過去形を使われたことに、スーパーマンの死を実感させられて気を失いそうになるレックス大統領。かわいい。

Bringing his false hand to cover his mouth, trying not to breathe too deep. Eyes closed, because he didn't want to know that the other people in the room were watching him fall apart.

ううう〜泣かす〜〜〜大統領は人前で泣いちゃいけない。崩れちゃいけない。辛いです。男の仕事です!涙を飲んで記者会見に向かう。ちなみにラナが大統領広報担当官になってます。こちらもすごい出世だ。

さて、「親愛なるアメリカ国民の皆さん」で始める説明記者会見で、スーパーマンが最後のクリプトン星の生き残りではなかったこと、宇宙人たちがスーパーマンをありもしない罪で捕まえようとしたこと、スーパーマンが自分を救いにきてくれたこと、宇宙人たちの目的は地球征服にあったこと、従って最後の手段としてスーパーマンもろとも宇宙船を撃墜したこと、を告げる。そして、

"Superman --" He stopped, the words disappeared down some sinkhole in his heart. "Superman --. At this time, there are no -- we have recovered no --" He was crying. Lex Luthor, whose greatest political liability had been his perceived effeminacy, was crying on camera, in front of the whole world and possibly Mars. And he didn't care.

ところがクラークが川底から引き上げられたと連絡が入る。ホワイトハウスの執務室に急いで帰ると死にかけたクラークが横たわっている。
クラークに黄色い粉(レックスの発明)をかけ、水と一緒に飲ませると、あら奇跡。息を吹き返すクラーク。
実は捕虜交換の時にクラークに見につけさせたペンダントには、クリプトナイトの威力を軽減する効果があったのである!すごいぞレックス!
さてこのあとはラブラブ…つーか、久しぶりに語り合う二人に新しい関係が生まれ、ハッピーエンドです。
幸せなフューチャーFicはいつよんでも嬉しいものだ。

That Old Schizophrenic Jealousy by Lenore

面白い。お勧め。ロマンスのジャンルではかなり良くできた作品。

成長したレックスとクラーク、お互い仲のいい友人関係。夜のレックスはせっせとスーパーマンとして救助活動している。
しかし問題があった。レックス・ルーサーがなぜか危険な場所にばかり飛び込んでいって、そのたびにスーパーマンは助けに行かなきゃならないのである。

「なんだって危ないところにばかり出かけるんだ!」と怒るスーパーマンに、「べっつに〜」とスカしたレックス。ステキ。
頭にきてスーパーマンは思わずレックスのチュー。ところがレックスは嫌がるどころか積極的なわけで、あれれ?あれれれ?とか思ってるうちに二人の関係はなし崩しになっていき。。。

ところである日、クラークの職場にレックスが訪ねてくる。「昼ごはんでも一緒に食べないか〜?」
そんで切り出された話が、「実は俺、ゲイなんだ。」
「はあああ?!」とぶったまげるクラークですが、レックスは気にもしないふうに、「ずっと言いたかったんだけど、嫌われるんじゃないかと心配でさ。でも、そのうちとある有名な人物と俺がつきあってるってバレると思うんだ。お前は友達だから、そうなる前に自分の口から言っておきたかったんだよ。」
クラークは頭真っ白。つまりその「有名な人物」とはスーパーマンのことに違いないわけだけれど、しかしスーパーマンは自分なわけで、でもでもレックスは自分はスーパーマンだとは知らない・・・・てことは、一体俺はどうすれば?!

数週間後、いつもどおり土曜日にレックスと野球観戦にいくのだが、そのとき、「例の彼氏とはどうなったの?」とか探りを入れると(毎日のように会って”スーパーマンとしては”やることやってるんだが)、「ああ。まあそれは俺と彼との間のことだから」とやんわり拒絶されて、急に疎外感を抱くクラーク・ケント。「なにそれ・・・俺はのけ者?俺ってレックスにとってはどうでもいい存在?つまり俺はスーパーマン以下?!」ってだんだん腹が立ってくる。
ま、そっから先はお楽しみ、なんですが、スーパーマンとクラーク・ケントを演じ分けられなくなったクラークが、いとも哀れで可愛いです。このレックスも一生懸命恋するレックスなので、まったくスモールビルのカノンを無視してますが、まあそんなこたどおうでもいいんです。面白ければさ!

 


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Insects by Jane st Clare

すごいっす(涙)
なんたって題名が「Insects」、つまりが近親相姦/家庭内暴力の話なんで、痛いつか陰惨つか。怖いです。

そのシーン。

Lionel's fingers clamp onto his skull. No fumbling, no random abuse. Just holding his head. Hauling him up by it, until he's standing on his knees, eye to belt with the man in front of him.

He could win this. All he has to do is be more Lionel than Lionel.

Not quite perfect. His focus is a bit off, and he fumbles once before he catches the hidden zipper in front of him. The fingers on the back of his head tighten.

Even Lionel wouldn't do this.

Can't bluff, then.

この親子、マジでとことん病気です。今まで読んだなかでいちばん怖かった。

Forget(1)by Elizabeth

ほうぼうでリコメンドされてるから読んだ。なんでどう展開するのかわからんですが。(つか展開しないで終わったんだろうな。Elizabethさんは完全にネットから落ちてますから。)
要するにレックスの性格が捻じ曲がったのは、親父の精神的かつ肉体的な虐待のせいだ、ということなんですが。いやもうレックス最悪の人間です。でもそりゃしょうがないでしょうねえ、という話。なんだろ。うーん…そうだなあ…厳しいことを言わせて貰えば、これは本当にそういう目に会った人はこういうふうには書かない(書けない)のではないだろうか。わからんけど。
なんつか、被虐待児の少年の話というよりは、自意識過剰な鬱気味の大人の精神を覗き見してるような感じだ。だからそういう意味では判るし、よく書けてるんだけど、でも近親相姦の被害者の話かというと…うーむうーむ。

 

 

 

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