1/1/2003 a happy new year! Welcome 2003!

まさか更新が年明けになるとは!のズボラぶり。しかもますます何のサイトかわからなく。まあコンセプトはもともと「管理人の幸福の追求」だったんだしいいか〜、つわけで、日本では全然知られていない(だろう)ヴィン・ディーゼル様の入浴写真です。セ〜クシィ〜♪(あ…逃げないで…)

この写真は、いろんな俳優さんとかアーティストのお宅に午前10時前にお邪魔して、その時の写真取らせて貰いました、という企画『午前10時前の男たち』に載ってるものなのですだ。けしてゲイ雑誌とかアダルト雑誌とかのグラビア写真じゃないです。でもいろんな俳優さんの入浴写真(もしくは睡眠写真)の中で、ヴィンが一番セクシーだった♪ああんセ〜クスィ〜♪(←ダメ)

ついうっかりストレス発散に『トリプルX』つーバカ・アクション映画を見て以来、すっかりヴィンの隠れファンになりやした。たぶん大*役者だし、ぜんぜんハンサムじゃないし、頭もあんまりよさそくないし、今はアメリカで売れ売れだけど絶対長持ちしないんだろうなあ、つかもしかしてシルヴェスタ・巣タローンみたいに『ランボー怒りのアフガン』みたいなクソ映画に出てキャリア終わっちゃうみたいな俳優さんになるかもしんねーよなあ、とかびくびくしながら「でも好き〜」ってゆー、自分的にはかなり泣ける気分でファンやってます。嗚呼。

でも『XXX』はマジ面白かったです。『少林サッカー』より気分良かった。(少林サッカーは、前半部の痛いギャグについてけなかったんだわ)

父は「初期の007を見たような気分」と評していましたが、まさに筋とかテーマなんかどーでもよく、とにかくノリノリの景気でアクションが連続していくし、しかもXゲームが満載!!スカイダイブとスノボとラムシュタインと車好きにはたまらん映画でしょう。ヴィンの全身これタトゥー会社の広告塔ですみたいな刺青の鮮やかさもクールでカッコいいし、あんまり筋肉って好きじゃなかったはずなのに、すっかりどうでも…つか筋肉にうっとりすることができる自分に些か怯えたりしてます。おかしいな…ハゲであること以外は彼のファンになる要素って、ホント少ないんだけどなぁ・・

まあ暫くVin熱は続くことでしょう。しかし孤独だなあ…検索してもヴィンのファンサイトって日本には数えるほどしかないんだもん…(涙)。嗚呼なんでスター・ウォーズかLOTRに嵌りきれなかったんだろ?

さて真面目な話。2003年に祈りたいのは、まず戦争のないこと。ダメそうだけど。景気回復も重要だけど、それよか戦争だけは嫌だ、という方が私的には強い。それからハッピーであること。福が来るまで笑ってやりたい、今年は。それからサイトももうちょっと更新できるように頑張る。(単にVinを書きたいだけという話もある。)

年末に見た映画など簡単に。

『エンド・オブ・オール・ウォー』 Videoで出ていますが、思わぬ掘り出し物。Kieferが出てるから見たけど、実話に基づく素晴らしい映画だった。ビルマの日本軍の捕虜収容所の話。Kieferの演技は本当に上手い。じっくり考えさせられる名作。

『K−19』 凄い映画だった。二度とは見たくないし、宣伝のコピーは間違ってると思うけど、見て損はない。ただコピーの、「働く男たちのプロフェッショナリズムとロマンの物語」てゆーのは全然外れていて、私には監督の意図は「社会主義計画経済のサイテ―さをハリウッド的好奇心から映画化してみました実は原発開発計画に反対してますのあたくし!」にあった映画に見えた。ハリソンもリアムも、溶解する原潜の前には存在感ない。フォードに30億も払ったのは全くの間違いだったろう。

『ムーラン・ルージュ』 ユアン・マクレガーと二コール・キッドマンとゆー、今をときめく美男(?)美女の、すんげー陳腐なラブストーリー。これ以上陳腐なラブストーリーを私は見たことがない、というレベルの脚本にも関わらず、二人の演技とミュージカル仕立てにしたことで、一気にその陳腐さを乗り切っていくからこの監督はただものじゃない。映画館で見なかったことを後悔しました。特にNIRVANAの『SmellsLike〜』をマドンナ風にアレンジして大集団で踊りまくる、という冒頭のシーンは最高だった。それからキッドマンの演技。あの美女がコメディ女優だとは思っても見ませんでした。ジュリア・ロバーツより全然いい。なぜトム・クルーズは離婚したのであらうか?(余計なことですが←全く)

『モーリス』 映画じゃなくてフォースターの原作を読んだのですが、すみません、わたくし只のホモ小説だとこれまでずーっと誤解してました。もっと早くに読まなくって真にすみませんすみません、と思わず謝ってしまったほど素晴らしい小説でした。同性愛を題材にしていますが、これは…なんだろう、弱いし愚かなんだけど、でも同時に偉大な人間になったモーリスの、ビルドゥングス・ロマンだと思う。トーマス・マンの『魔の山』があれほど評価されて、なぜ『モーリス』はダメなんだ?詩情豊かでイギリスの風景も美しく、そして何よりモーリスの生涯の恋人になる身分低いアレク青年の美しさはほとんどトルストイが理想として描いた野人・エロシェンコ(だったけ?)叔父を思わせます。さもなきゃX−Fileのアレックス・クライチェック!(←おい)ぜひ一読をおすすめしますだ。

22/9/2002 Waiting Here 12&13 up と映画感想。

スパイクがよれよれですがとりあえずザンダーは死んでません、という話。一気に二本訳してアップ。長いぜ・・・

この週末はまたも過労で半分死体になっていて、昨日からようやく頭が上がった。のでせっせとインプットに走った。見たかった映画をどっと見た。(しかしツ*ヤの店員ってなんであんなに不機嫌そうな顔して働いてるのかね?せっかく新規会員になったのにすぐ脱会したくなったよ・・・)

まず今日見たのが『ガタカ』

ユマとイーサン・ホークの夫婦が共演している近未来SF作品でございます。ジュード・ロウがいい男で泣けて泣けて・・・つーかジュード、お前イーサンが好きなんだろ?とかヘンな妄想を…。いやでもあの話って絶対そうだとしか・・・。

なんだろ、これは私は凄く好きなタイプの映画でした。凄く切り詰めてあらすじを言えば、遺伝子操作の発達で、人が出生前からエリートになるのかどうか決定されている社会で、劣等遺伝子を持つ男(イーサン・ホーク)が、自分の「遺伝子による人物の可能性」の壁を、凄まじい後天的努力によってぶち破って、ついに自由になる、という話です。

その間に絡む「エリート遺伝子」をもつジュード・ロウとの友情(つーか愛情…いやジュードが一方的にホークにほれてるパターンだけど)とか、やっぱりエリートの弟との、愛憎ない交ぜになった切ない関係とか、エリート専門の非人間的会社’ガタカ’の、非人間的にコントロールされたチェックと監視の管理システムとか、いろんな意味で「ほんとの人間性ってなんだよ?」つーのを訴えてくる、しみじみ考えさせられる作品でした。

しかし何が一番よかったって、上品で美しいのがよかったです。ユマは女神だし、ジュードは誰だって愛さずにはおれない堕天使ぶり。口の悪さと裏腹の優しさが泣かす!でもってイーサン・ホークの、惜しみなく見せてくれる男の体はギリシャ彫刻の如き完全さ。暴力シーンはほとんどなし。(なんでもとにかく爆発させりゃーいいと勘違いしてるそこらのハリウッド映画とは、そこが全然違います)話の展開で殺人事件はあって人が一人死ぬけど、それもチラッとしか見せない。話のテーマと関係のないところは、受けが取れそうでもなるべく削る。(たとえば二人のベッドシーンとか)そういう姿勢にも大変好感持てました。いい映画です。損はない。少なくとも「スター・*−ズエピ2」よりは・・・(いや、ユアンは好きなんだけどね。ユアンだけはさ…)

さて、昨日見たのは実は二つ。『ヘドウィグ・アンド・アグリーインチ』と『ラ・バンバ』。どっちもシンガーが主人公なんですが…

『ヘドウィグ』は…うーん…実話だということがこの映画の一番の力かなあ・・好きな人は凄く好きだと思います。若干編集の都合で説明不足になったんじゃないかと思われるところがいささか・・・。

なんだろ、すげー無器用なんだけど才能はあって、愛も溢れてて、でもそれがうまく伝えられないし、でもそういう自分でもいいと思って赦して、時には目っ役茶やりながらも毎日を頑張ってる。そういうヘドウィグの姿は、たとえアナタがホモだローとレズだろーとヘテロだろーと、シンガーだろーとサラリーマンだろーと専業主婦だろーと学生だろーと、みんな自分のどっかにそういう面を持ってる。だから共感できる。と思う。

ただ、そーゆーことを確認するためにこの映画を見たほうが絶対いいかどうか、というとそれはよく判らない。『プリシラ』を見たときも同じような気持ちを感じたんだけど…自分はホモフォビアではないと信じているんですが、どこかにやはり偏見があるのだろうか?もうちょっと考えてみないとよく判らない。ホモの映画だからって理解に苦しむ、というわけじゃないはずなんだが・・・うーむ・・・。

気を取り直して『ラ・バンバ』。これは無条件でお奨めです。明るい気持ちになれます。リッチ−・メレンデス(?)という、1957年になんと17歳の若さで飛行機事故で亡くなったシンガーの、一瞬で終わった華やかな人生の物語です。名前はご存知なくとも、『ラ・バンバ』の曲だけは知ってる人は多いと思う。(実は私もその一人だった。)デビューしてわずか8ヶ月での事故でした〜(涙)

この話は、貧しいメキシコ移民の家庭に生まれた天才少年が、貧困から来る葛藤にも関わらず、家族や、恋人への愛を見失わず、ちゃんと真面目に成功して、そしてあっという間に死んでしまった、そういう話ですが…ラストシーンで、どーしよーもないヤサグレ兄貴が(それでも弟とはすげえ深い愛情で結ばれていたんだが)死亡事故のニュースをラジオで聞いた後、桟橋にしがみついて、カリフォルニアの真っ青な空に向かって、「リッチ−!」って怒号する場面は…涙なしには…。ううううう。この刑務所帰りの兄貴がほんといーんだわー。麗しき兄弟愛。マジ泣かせる。

リッチ−役のルー・ダイヤモンド・フィリップスがまたカッコよいです。(服とかは昔だからダサいんだけど。)心底「音楽やれてるだけで幸せ♪」ってゆー顔してて、なんかそういうのがまた素直に感動。最近、ああいう風に素直に音楽やってるミュージシャンって、日本にどれくらいいるんだろーか?とかちらっと…。

面白いのが、初めてのレコーディングで、リッチ−が歌詞をどんどん変えちゃってマネージャーに怒られるシーン。「編集するのに困るだろう!なんで歌詞が変るんだ!」って。そんで彼はびっくりしちゃう。気分次第で歌詞は変るのが当たり前なのに、なんで怒られるの?ってゆー風に。

なんかそーゆーとことかも、「歌」ってものの元型というか、そうだよな、歌が太古の昔に生まれたときは、きっとその場の気分や時間や場所で、歌詞は変って当たり前だったはずだよなーとか、そういう意味でも凄く面白かったです。この映画は、その他にもメキシコ系移民の置かれてる差別的な環境とか、移民たちが作ってる強力なコミュニティとか、そういうのも垣間見えて、もと社会学を齧った人間から見てもそういう点まで興味深い。単純にエンターテイメントとしても名作。うがって見ても噛めば噛むほど味が出ます。お奨めですぜ。


28/8/2002 「卒業」up

久しぶりの戦時パラレルもの。まるさまの絵もバックしました(めでたい。実はHDD一度ぶっ飛んだときにまとめて消えていたのである)しかしなんでこんな陰気なのか?判りません。でもシェイクスピアは好きなんで、いつかどっかで使いたいなーと思っていたんでそこだけ嬉しいです。五月のイギリスは夢のように綺麗だそうで、冬の陰気さをなぜ耐えられるかと言えばあの夏があるからだ、とイギリス人は言うらしい。(ホントかどうかは知りません)

自分はあんまり儚げな話は好きじゃないんで、この話はなんだかなーと思いながらかなり長い間放っておいたのですが、編集長が何でもいいから上げろというので上げました。順番も時系列に変えるべきなのにべきなんでしょうが、元原マンマで変えてません。(特に理由もないんですが、単に上のほうが比較的最近書いたものです)

はるなは一回勢いでばーっと書いて、飽きるので、そんで暫く放っておいて、んで久しぶりに読み返して「何かこういうのがないとヘン」とか思って付け足して…とかやって書くので、時系列がめちゃくちゃになるのです。しかし書いてるとこの青島は死んでるな、という気が…あわわわわ。


28/8/2002 ptsd 「I want..」.up

やっぱりうまくかけなかった、という気持ちで一杯ですが、もう仕方ないから時間切れでアップ。とゆーのも9月に入ってから12月まで、おそらく私はまた宇宙人に誘拐されます。とゆーわけで(?)トップをFBI捜査官フォックス・モルダー君に変更。やはり宇宙人といえばこの人!

「悟り」とか『神の啓示』とかありますが、(私は無神論一応)ああいうのを感じた人の話はどれも似てる気がします。多分同じビジョンを見るからなんだろ−とだと思いますが、光・幸福感・満足感・法悦、そういうのがどばーっと心身を満たして、そんで「That's right!(全ては正しい!)」といいたくなる、そういうのが共通してるようです。『カラマーゾフ』のゾシマ神父とかもそうだし、てゆーか癲癇もちだったドストエフスキー自身、発作の直前の5秒間に、そういうこの世のものではないインスピレーションを感じてた人だったらしいです。それで宗教の道に入る人がおおい(キリスト教にかぎらず)。『華厳経』とかも、ひたすら光、光、光、のビジョンの連続が書いてあるらしくて、それが仏の世界だとか。

でもこれって字にして現しても、経験のないひとは「へー。そーゆうもんなの?」だし、経験した人は、「そう、そうなんだよね!凄い感覚なんだけど、でもうまくいえないんだよねー!」と苦しい、そういうものになっちゃうようです。なんつか、限界を超えた苦痛とか幸福というのは、それを描写するに当てはまる言葉がないわけで、というのもこういうことは無意識の領域で起きていることだからなんだろうとか、そういうことを漠然と考えてユング心理学の本など読んでいるとますますわけが判らなくも面白く…このところは心理学の勉強を本格的にやりてーかなーなど無謀なことを(そんな時間がどこにあるのか自分)考え始めております。

しかしホントに早く終わらせたい…


25/8/2002「WH10−11」up

長い・・・あまりにも長いので11はパート1とパート2に分けてあります。パート10は…なくてもいーんじゃねえの?とか思わないでもないのですが(つか訳の拙さがこういう場面だともろバレするのできついんですが)まあしかしチャッチャと訳しました。

10では、ザンダーがドツボから一気に天国に駆け上ってる感じがなんとか出せないかと思ったのですが、うーむ。どっちかゆーと11−1話のほうがハッピーな気がしますね。(2は…痛すぎるというか…ううう)

この話はすげーアップダウンが激しいです。作者さんがそれを狙ってるんでしょうが、そのせいで10話をものすごいハッピーに描こうとしてるようです。11話をまだ読んでない人はネタバレになるのでこっから先は読まないほうがいいかもですが、クソオヤジにまた突き落とされたあとの描写はちょっと凄いです。まだ訳してるところだけど。私はしみじみ…───まあいいや。

でもともかく、アレグザンドラさんが描きたかったのはラブシーンとかやおいシーンではないんだよな、というのがよく判ります。書くときの気合の入り方が違うし…なんか梶井基次郎が伊藤整に「志賀直哉の文章を書き写していると、どこで彼が気を抜いたのかとか、どこを一番云いたいのかが判るんだ」と語ったそうですが、私もるほどなーと思います。

それから色々読んでいると判るのが、その人の国籍とインテリジェンス、それと環境というか…。アレクサンドラさんは、実はこの話を書くまでは全く無名で、(とゆーかこの話でデビューしたらしーんですが、)まだ書きなれていないせいか、使う単語数がわりと限られているんですね。なので、これは訳者の特権というかで、こちで勝手に付け足して訳しているところがあります。例えばしきりに出てくるフレーズがHe just nodded.(彼はただ頷いた)、He just stared back.(彼はただ見つめかえした)などなんですが、これをそのまま訳していると平板になっちゃう。短い文で畳み掛けてくるようなタイプの文体なんで、英文で読んでいるときには全く気にならないのですが、日本語になおすとどうしても前の文章との関係でリズムが合わないんですね。そんで引っかかるな、と思ったときには「じっと」とか「へいへいと」のように付け足しました。本とはやらないほうがいいんですが…(ちゃんとそういう副詞を付けて表現する人もいるわけで、つけないのがアレグザンドラさんの文体てことなんで…)

ただこの小説の場合、異様に文全体がソリッドなのは事実で、彼女の他の文章と比べてもこのWHの場合の乾き方は尋常ではないです。(まあ彼女は他の作家さんに比べるとかなり文体が乾いてはいるんですが。)

それにしても思うのは、映画とかアメリカのドラマとかのファンフィクは英語という言語の強みで簡単に国籍を超えてしまうこと。日本のドラマにはないですよねえ。そして何より思うのは、金のかかり方が違う、とゆーことで…X−Fileなんか一本撮るのに一億という、日本の映画製作会社が聞いたら泣いちゃうような大金でテレビドラマを作るわけなんで、見ごたえが違うというかちゃちくないというか。だいたい一番金をかけてるはずの某国営放送による歴史ドラマがなんであんなにちゃちいのか?哀しいよなあ。。。(とよく判らない愚痴で終わる)


18/8/2002 「WaitingHere8&9」up と『チョコレート』の感想

トップをスパイク君に変えました。やーもうダメです。訳せば訳すほど(そして「Buffy」を見れば見るほど)Spikeに嵌っていく自分がいます。どーしてこんなにスキなんだろう…。全然ハンサムじゃない(酷い)と思うし、オヤジでもないし、若すぎるし、…スキにならない理由なんて揃ってるのに、もうこの人の雰囲気とか態度がいちいち好きでたまらない自分がいます。なんかなー、この強さがすげえ訴えてくるものがあるんだろうなー。あ、そういえば基本的精神構造がジョン・ウェインに似てるかもしれない。(って知ってる人いるのかな。西部劇ファンなら知らないはずのない、Duke(公爵)ってアダ名がついてたメリケンの俳優ですが。)傲慢だしぶっきらぼうだし、タフガイで乱暴なとこあるけど実は…ってゆー、嗚呼ダメ結局ファザコンなのかあたしー?!(落ち着け)

非常に暗く哀しい「ウェイティング・ヒア」ですが、ついにつかの間の幸福が二人に訪れます。第8話・第9話は、ちょっと18歳未満禁止…や*いシーンが好きなお方にはタマラナイ、とゆーパートかもしれませんが。でも全然やってて訳してて不愉快じゃなかったです。(つーかこの手のシーンで不愉快な気分がしてたらハナから訳なんかするものか。)

原文の雰囲気は相当壊してしまったんじゃないかと…繰り返してスパイクが"I couldn't hurt you, I wouldn't hurt you, I won't hurt you".というんですが。なんとかならんのか自分、と歯噛みしつつもそのまま直訳。クソ親父との記憶があるから、自分がそんなことしたらザンダーが壊れるんじゃないかと死ぬほど心配してるスパイクがめっちゃ愛しいです。ああなんていい人なのスパイク…(涙)。

一歩進むごとに“Are you absolutely pisitive?""Are you truely sure?"って聞いていく姿には笑え・・・心を打たれます。

もうここまで来てるのに、どこまでも「ホントにほんとにやってもいいのか?いいんだな?でも嫌だって思ったらすぐいえよ?やるぞ?いいんだな?ほんとだな?ここまでは嫌じゃなかったか?え、もっと先に進んでもいいのか?ホントか?マジか?(以下同文)」って確認とってく姿がもう爆笑(しちゃ悪いんだが)っつーか、ほほえましいというか───ほろりと泣かすというか。しかしザンダーのほうも、ここまできといて今更ノーって言うわけないだろが、って思ってるんだけどそれもまた嬉しかったりして、なんつーかもうめろめろに愛にあふれたシーンで、訳しててなんか幸せでした。こんな恋人が傍で守ってくれたら、たしかにトラウマも(普通よりは)少なくてすむと思いますほんと。

まあやっとバフィーも折り返し地点。翻訳で夏休みが終わった気がするが・・・まあいっか、楽しいし♪(LotRは・・・煮詰まってます・・・RAPは・・・気力が・・・)

さて。どこぞの国の映画産業界では最もビッグな賞を主演女優さんが獲得したらしい『チョコレート』。見てきました。

凄かったです。ぜひ御覧になることをお奨めします。まあ大画面である必要は特にないんで、ビデオでもいいとは思いますが。以下ネタバレなので反転。

この話も、これでもか、これでもか、というくらいに不幸が立て続きます。見る前に友達に「どんな映画なの?」と聞かれて、「よくわかんないけど孤独な二人の愛の物語で、チョコレートを食いまくる話らしい。ちょっと人種差別も混ざってるんだって」と答えたんですが、自分で云うのもなんですが、まさにそういう話でした。これ以上端的に要約できませんが、でも要約なんぞ意味がないのも真理。

セックスシーンで有名になったそうですね。道理だと思います。ハリウッド映画によくありがちなラブシーンじゃなくて、この映画には絶対にこのセックスシーンは必要不可欠なんだ、ってのがよく判る。ここまで不幸だったらここまでセックスするしかねえよ、ってかんじでした。しかもなー、まあいろいろ印象深いシーンはてんこもりなんでいちいち云えないんですが、何がいちばん切なかったって、セックスが終わっても、また娼婦との30秒セックス(ホントに30秒なんだこれが!)のシーンもあるんですが、全く同じ台詞を言うの。"thank you"って。「愛してる」って、一言もなしなんだよ!2時間のラブストーリーなのに!あ、いや、一度だけあったな。息子が父親に(この親子がまた終わってるんだ・・・)一度だけ云うわ。言ったあと胸に銃口を当てて引き金引いちゃうんだけど。(あああああ〜〜〜!!)このシーンはたぶん、今まで見た映画で最高の愛の告白のシーンだった。えい、その部分の台詞。

息子:You hate me,huh?(俺が嫌いなんだろ?)*父親に銃を向けたまま聞く*

父:・・・。.(黙って睨みつける)

息子:Answer me. You hate me?(答えろよ。俺を嫌いだろ?)

父:Yeah, I've hated you all the time.(───ああ。ずっと憎かった)

息子:Well, I've loved you always.*bang!*(そうか。でも俺は愛してたよ)*銃声*

───なんつか、自分を捨てた妻に息子は似ていたらしーんですね。気のやさしいところとか。んで、南部のマッチョな人種差別主義者の冷血漢の刑務所の看守やってるオヤジは(ほんとにこうして書くとサイテ−な野郎だなあ)息子がはがゆくて、それがいつしかそれが嫌悪になって・・・あとはもう歯車がどんどん狂って、ってゆー感じ。映画が始まる場面では、もうその開いた溝はどうしようもなくなってて、それが哀しいことだとか、欲しいのはほんとの愛なんだとか、もうそういうことも判らなくなってて、登場人物みんなからからに乾涸びちゃっている。全編通じて笑顔がホントにないんです。で、大切な存在であるべきだった人は、みんなばたばた死んでいく。どこまでいくんだろ、この不幸?ってかんじです。

でもねえ、最後のシーン。これが泣かすんだよなあ。墓石が三つならんだ庭で、ついにさびしんぼうの二人がポーチに座って星を見ながらチョコレート喰うんですが、(チョコレートは孤独の象徴なんですよね。んで、それをいっしょに食べるってゆーのは、つまり孤独を共有しあうというか、それが一つのつながりになっていくとゆーか、の非常に重要な小道具なんですが)、そのときのほんとに微かに浮かぶ彼女の微笑に、マジで会場の観客は救われたような気分になったと思います。帰りのエレベータでみんな割とそういう感想を言っていた。ほんとに監督さんありがとう(涙)というシーンでした。

───ああ、ほんとに久しぶりにいい映画をみたなあ。やっぱり愛だよ。愛。


15/8/2002 「WaitingHere7」up

読み直しをせずに「WH6」をアップしていたことに気がついて訂正のうえリライト。ついでに文末に注もいれるようにしました。ドラマ見てないとイマイチわかんないもんなあ、とか。でも注を書いたからといって判るのかというとそれもビミョーな気が…まあ気が向いたらどぞお読みくださいです。(言い訳になってねえぞ自分)

ところで「7」は訳していていちばん楽しかったパートでした。正味二日しかかけてません。ダイ*ーに買い物に行くスパイク…ふふふふ…。なんつか、ドツボに暗い話なんですけれども、時にこーゆー無邪気な二人の交歓が描かれていて、そーゆーの読んでなんか涙しちゃう。(トシだな)

でもザンダーが、僕は自分の足で歩いて家を出て行けるんだ、死体としてでもなく、病人としてでもなく!って感動してるシーンとかは、ああホントに良かったよう(涙)、さあ飛び立つんだザンダー!みたいな、思わず応援しながら訳してる自分がいたりします。

今後もお楽しみいただければ僥倖。


13/8/2002 翻訳アップ「WaitingHere6」「TornSouls2」

三日坊主どころか…なにっきのページ。しかし更新はしているのじゃ。ふふん。いや〜翻訳は楽しい。いろいろ翻訳しているサイトもあって、どーゆーふーにやってんのかなあ?なんてサーフィンしてる間に次々と名作スラッシュの数々にあたって嬉しい限りです。もちろん洋ドラ・映画中心ですが。

そいえばこの前予定が変わってコミケに行ったんだった。つーても2時ごろだったんで撤退始まってましたが(当たり前)。踊るも知ってるサイトさんが随分なくなった気が…でもパンフも買ってないから本とはどっかにあったのかもしれないんですが。驚きはLOTRにずいぶんシフトしてらっさるオドラーが多いこと。なんだろ…オドラーの心に響くものがLOTRにはあるのだろうか。ものすごくゲイゲイしい映画だというのは事実だが。

そいえば一個まるさまから教えてもらったすばらしいLOTRのサイトがあったのでリンクしました(勝手にリンク。だって勝手にしていいって書いてあるんだもん)知らない人はなんじゃそれーでしょうが、SeanB&VigMのRPSが傑作です。宣伝しまくり。いやでもマジで素晴らしいです。できればこの人にO&Vをやってもらいた…(以下自主規制←になってない)

本日は『シックスス・センス』を見ました。おお、BruceWillis!!やっぱりあなたは素敵なセクシー・ハゲ!泣けました。『AI』の子役で出ていた少年がBWと共演してるんですが、末恐ろしいほど演技の上手い人です。『AI』を見たときはなんだこのブサイクなガキは(すみません石投げないでください)と思っていたのに、ひたすら「上手い〜怖い〜凄い〜」と唸りまくり。しかもこれはホラーではなくて愛の物語なんだよ!少年と母親、夫と妻。その凄い深い愛情。娘と母、てのもちょっとあるかな。

とにかく結末で大どんでん返し、つーか、2000年の映画を今ごろ見てるんで実は結末もあらすじも全部知っていたんですが、それでも面白い。面白かった。あまりの暑さに寒くなりたい人、『スター・ウォ−ズepisode2』の監督の才能の素晴らしさにがっくり脱力してしまっているアナタ、是非レンタをオススメします。涼しくなるし、そうだよな、愛ってこういうものだよな。としみじみいい話です。少なくとも草原でジェダイのパダワンとナブーの議員がウフフアハハで転がりまわるようなダサいラブシーンなどは一瞬も出てきません。

追伸:酷評されてる「SWエピ2」ですが、ユアン・まくれがーはいい味です。美味しいです。てゆーか、実は「エピ1」では全然眼中になかったオビ=ワン/クワイ=ガンのペアリングを求めて海外スラッシュサイトまで巡ってしまわせるパワーがある笑顔でした。なんであんな可愛いんだろ…ちょっとびっくり。ユアンの笑顔は見る価値ありです、でもそのために1800円はちょっと高いかなあ私には。


4/8/2002 LOTRサイト「さんさしおん!(別館)」さま追加とサイト改造と…ビバ!夏休み!!

絶対に三日坊主になるに決まってる。と判っちゃいるのですが、一応日記のページをBBSの代わりに。

うーと、LOTRから手を広げまくっているうちに、「バフィー」なんて洋モノドラマの翻訳をはじめてしまったので、サイトをちょちょっと改造しました。どこに何があるのかわかんないじゃないかこら、とお困りになった時にはSITEMAPを御覧ください。あんまし変わってないとは思うのですが…。

でも、これこそVacationに入ったからこそできるワザ。あ、あと、LOTRの翻訳モノ「TornSouls」はあまりの長さとJokeの訳しにくさに現在暗礁に乗り上げております。ウウすみません。いったいここは何のサイトなのか?しかもTOPはキーファー・サザーランド…。

いや姉がね、キーファに嵌って彼の出演映画を片っ端から観てるンですよ。そんで「あーなんかカワイーからTOPにしようかな〜」とか思って。節操?ねーよもう。ワールドカップ中にもうすこし暇だったら絶対ドイツのGKがTOPになってたろーなあ。ちなみに姉はキーファー・サイト(勝手にリンク by りゅーし)を立ち上げましたのでそのうちリンクするでしょう。(もうなんでもいいんだよおれ)

さて、リンクの追加はなんとLOTR(のRPS)!!こんな孤島によく辿り着いてくださいました…(感涙)。しかもプロの作家さまです…(滝汗)。はるなもV/Oがツボなので、ここの運営姿勢(?)は凄く嬉しい♪のです。しかも凄い海外サイトとかチェックしてくださっているようで(もう私にはそんな余力は…くそおお!!)私のようにズボラな人間には本当にありがたいです。とにかく雑記は役者さんのRPSファンならニヤニヤ笑いが止まりませんぜ。(って自分のサイトにどれほどLOTRを知っているヒトがいるというのか…)

そりはともかく、翻訳のほうはちゃんと許可とってありますのでご心配なく!でも訳してるうちに英語にも上品・下品があるもんだってやっと判りました。ちゃんと本腰入れたいんですが、他のやるべきことがあるだろうという怒号が聞こえてくるような。空耳か?空耳だな、うん。

このところはストレスを放出するかのように映画を見まくっていました。「すたー・うぉーずエピ2」の下らないラ部シーンにはいっそノスタルジーを感じたほどです。自分も相当甘い話を書くけど君はほんと凄いよルー化ス。あれを失笑せずにやりぬいただけで役者さんは偉い。しかしオビ=ワンが可愛かった♪

あーくそ、そんじゃあこれから宿題するかな…。

 

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