独断と偏見に満ちた役者紹介

Viggo Mortensen

「名脇役」の評価が高い(「主役の張れない男」の隠語じゃねえのか)ViigoMortensenは身長178cm。現在43歳。一見華奢なガタイ(実はスゲー筋肉質のイイ体をしてるんだが:明らかにジムに通って鍛えてるに違いない)がアダになって、正統派アメリカン・ヒーローにはどうしてもなれなかった。高校時代から演劇をはじめ、演劇学校に進学。今まで40本近くの映画に出演しているがキレた役が割と多い。(ホモとか狂人とか芸術家とか。←まんまじゃないの?とかは云ってませんよ私は。)Stuart Taunsendが降板させられて、初めてマットウな英雄:Aragorn役を掴む。14才の息子ヘンリーとアメリカに在住。ただしデンマークにもよくいるらしい。

父親デンマーク人、母親アメリカ人で、世界中を連れまわされた結果、デーン語のほかスペイン語が流暢になった。この経験が彼に与えた影響は大きかったようで、「Life is a taravel.」というのが彼の哲学である。

いろいろ見てみるにつけ、Viggoはかなりの分裂気質じゃないかと思われ、それは彼の描く絵(モダンアート)や写真(モノクロ)に現れている。詩を読むとただのロマンティスト。絵はバスキア系。写真からはローマ=カトリック的精神を感じる(ここがおかしいんだよなあ。アメリカ人もデーン人も、大部分プロテスタントのはずなんだけど。ラテン系の諸国を回っている間に影響を受けたとしか思えない。)「法王の懺悔」の絵。

とにかく自分の内部の雑多なものを統合することに四苦八苦しているようなところがあって、いい年なのにタマシイは子供。ただ一方で異常に老成しているところもあるし、つまりが混沌とした人なんだろうなあ。奥さんが出て行ってしまったのも判る。

数々のインタビュアの報告によれば(またヴィデオで見たとこでは)「喋り方はソフトで謙虚なお人柄」らしい。謙虚かどうかはともかくボソボソ喋るのは事実で、しかも時々喋ってるうちにデンマーク語になっちゃったりスペイン語になっちゃったりするらしい。

これは彼がこれらの言語に堪能だというだけではなく、「自分の今の気持ちを表すのには英語じゃなくてスペイン語でないと。」とか、「この気分にぴったり来るのはデンマーク語のこの単語。」ってゆー意識が働いてそうなっているのだと思われる。つまりがものすごい自意識過剰なアメリカ人なんだろう。まあ芸術家で自意識過剰じゃなければ困っちゃうから当然なんですが。

RPSではOrlando Bloomとペアリングさせられることが多い。若くて魅力的なOrliにアタックするかしないかで悩む優柔不断のオヤジ(悩み方は常にI'm too old for himだったりする。まあ確かにオーリは20歳近く年下だけど…そーゆーことで悩む前にもっと悩むべきことがあるだろうという気がするんだが…)か、それとも堕落しかけているOrliを、純粋な(ヲイ)愛と年上の男性の魅力(ヲイヲイ)でもって守り、救ってあげるクール・ガイ、という描かれ方に二極分化している(みたい)。

私(ら姉妹)的にはこの二人のラブ・ロマンスは思いつかなくて、ひたすらゴーイング・マイ・ウェイのViggoを見ながら、”友達がいなくてかわいそうだから俺が遊んであげなくちゃ!”とか思ってViggoを引きずり回すオーランド、つーイメージ。でもViggoが遊んでもらいたがってるかどうかまで考えないところがオーリのバカなところというか…かわいいぜ、オーリ…。

photoes *ぶりっこモーテンセン*マフィア・モーテンセン*さわやかモーテンセン*びしょ濡れモーテンセン*くしゃくしゃモーテンセン

 

Orlando Bloom

当年とって25歳のオーリは「金髪&緑目で美貌のエルフの王子様」役で大ブレイクしたせいでいろいろ誤解されたが、本人はすんげー健康的なイギリス人である(一体「健康な」イギリス人なんて存在するんですかといわれると困るが。)実物はブラウン・アイズにブラウン・ヘアで、レゴラスの眉毛の色がご本人の地色です。

「ExtremeSports(バンジージャンプとかスカイダイブのようなスリル満点のキワモノ・スポーツ)なら何でも好き」なイカレ系で、そしてこれはスポーツに限らない。ファンすらが彼を「the worst dresser in the south hemisphere(南半球で最悪のドレッサー)」とか「GAP's mightmare(GAP社の悪夢)」とまで呼ぶ。つまり彼の服装センスもExtremeなのである。絶対ロンドンのノミ市で一着5ポンドで買ったに違いない、というような赤白ストライプ(もしくは青白)のフリルシャツがお気に入りである。モヒカンと合わせて「彼のせっかくの美貌(…)を台無しにするもの」と世界中で酷評されていますが、でも私はけっこーあのスタイルが好きなんだよな〜。GAPモデルの義務として、フツーのGAPを着ているうちに、フツーにかっこいい人になっちゃいました…ああつまんねえ。

Orli本人は、色々女の子を喜ばせる言動が多いしバカみたいに明るくみえます。でも私はけっこー根暗な奴なんじゃないかなーとか思う。一度モデルをやってる恋人と婚約しかけたが破局したり、付き合ってる女を"親友”のAttiに奪われたりと、かなり女運がないというか、逆にいえば女から見てると付き合って面白い相手じゃあないんだろーなーとか(ヲイ)。

南アフリカで反アパルトヘイト闘争に関わっていたお父さんがオーリが4歳の時に亡くなってからは、ブルーム家は経済的にも苦労してきたらしい。姉(サマンサ)がいて、2000年のクリスマスにはガールフレンドともどもはママとサマンサをNZに招待した。つまりかなりの家族思いで、「ロンドン市内のアパートメントで、でかい犬を飼い、愛する妻と可愛い子供三人に囲まれて、暖炉の火にあたりながら“生きるってことはいい事だ”と自分に呟いているような人生」が幸福な人生なんだと真面目に考えてそうな小市民タイプ(だと思う)。まあでも最近大金持ちになっちゃったから、「ロッキー山脈に豪邸を買って、毎日スカイダイビングかバンジー・ジャンプしながら可愛い奥さんとたまにラスベガスで豪遊なんていいなあ♪」くらいには、彼の夢も発展しているかもしれない。

RPSの王子様ともいえる存在で、とにかくあらゆるペアリングの対象になっている。多いのはViggo、Elijahだけど、それ以外も何でもあり。本人は「凄い自分のファンサイトが増えたらしくて、毎日大量のメールが届くのが本当に怖い」と云っている。多分自分のRPSが存在することも知らないわけじゃないんだろーが…。(Elijahは趣味がパソコンでネットサーフィンすることなので、絶対にOrliに教えているはずだ。←明らかに嫌がらせ)なんとOrli自身は撮影に入る前までPCを持っていなかったらしい。(今はさすがに持ってるだろーが。)「ITは苦手」と言うところからも、文字メールのやりとりとかも絶対しなさそうだ。

個人的にはやっぱり名作RPSがあるなあと思うのはViggoとのペアリング。Elijahとは、友情以上恋人未満って関係がいちばんしっくりくる話が多い。ようするにLijとOrliの二人だと、バカ二人がバカみたいに悩んでバカなセックスしてオシマイみたいな、本当のスラッシュに陥りがちだかららしい。そんでVigとかSeanとかの、ちょっと陰気目なオヤジとからめると俄然生き生きしてくる…(何を書いてるんだ自分)まあそんな感じでしょうか。

なんつーか、(喋り方とか説明の仕方とか見るにつけ)基本はすごいノーマルな人だと思うので、あの奇矯な言動は照れ隠しってゆーか、他人へのサービスってゆーか、なんじゃないかと思う。よーするに躁鬱気質で、皆の前で「ギャハー!」ってバカなことを一しきりやったあと、帰ったら一人で暗い部屋でクヨクヨしてるタイプ(だと思う)。多分勉強は好きだと思う。シェイクスピアは全部読んで、その深さにマジで感動してるけど、自分のシェイクスピア俳優としての才能には疑問を感じて悩む…ってところかなあ。

最新作は『ブラック・ホーク・ダウン』。見逃したんですが、でもどっちかゆーとオーランドには立派なシェイクスピア舞台俳優になってもらいたい気がする。そんでオセローとかやって欲しい。ハリウッドに染まるのだけはやめて〜と、実は願っている。(GAPだけで沢山だ)

ViggoがOrliをとった写真がこれ。なんか根の暗さが判る気がする…。これからお仕事に入る前、レゴラスに変装中のオーランドです。(とViggoが書いている)

 

Elijah Wood

現在大ブレイク中。映画雑誌では部数伸ばしに『別冊でイライジャ・ウッドの写真つき!』って出ちゃうくらい。『演劇界』における坂東玉三郎(違う)。身長165p、体重72s。RPSでは「that innocent blue, blue eyes」と表現される、恐ろしいほどの青い目をもつ美少年である。(いやこれがホントに恐ろしいほど青いんだわ〜。暗闇でいきなりあれだけ見たらギョッとするよマジ。)

8歳で国際モデル・タレント大会かなんかに出て優勝し、それからショウ・ビジネスの世界に入る。出演作は『フリッパー』とかたくさん。学校にまともに通えないので途中から家庭教師をつけた。「LOTRの役をもらえなかったらコロンビア大学に行こうと思っていた」そう。(ホントにそこまで頭がいいのか?)でもまあ家庭教師によれば「全米共通入試テストではAランク」だそうだから、あながち無理でもなかったのかもしれない。そしたらUTADAとは同級生ですな〜。

当年とって21歳。LOTRの撮影が始まったときはわずか18歳である。兄弟三人のまん中で、パパとママと一緒にハリウッドに暮らしている。恋人はしょっちゅう入れ替わり、自分でも「しょうもないロマンティスト」と認めている。現在は『TheFifthElement』のお姉ちゃんが恋人、ということですが(2002年8月の段階ですでに破局。まあミラ・じょヴぉヴぃっちもねえ…滅茶苦茶な人だもんなあ…かなり好きだけど)、わたしはこの人はなんでもオッケーの人なんだろーなーと思う。まあどーでもいーんですが。お買い物中のLijahの写真は可愛い。

性格は…いわゆる「いい性格してるよなあいつ」といわれるタイプかと思う。学校に行ってないし、付き合いが大人の世界ばっかりだし、しかもハリウッドだし…ゆがまなければそのほうが変ってゆー気がする。ホビット役のイギリス人たちと、ニュージーランドの大自然に隔離されて16ヶ月も共演できたってゆーのは、本当に彼の人生には有益だったと思います。イギリス人って頑固だけど、アメリカ人みたいな物質主義的資本主義にどっぷり、ってゆー悪癖はないんだよね。いやー良かった良かった。

RPSではOrliとラブラブか、Orliに報われない片恋を捧げちゃったりする、まあ天使(?)みたいな役所が多くて、どっちかゆーとやっぱり私は『結局VigにOrliをとられてしまってけっこう落ち込んでるLijah』とか『Vigからの伝言をOrliに伝えない意地悪なLijah』とかの話のほうが面白い気がします。(Lijahファンの人すみません)

意外に面白いペアリングはLijahとDominicM(NZのプレミアでのバカ写真E&D)で、Domがちょっと斜に構えたクールなイギリス人の役をやってると、ほんとにいい感じである。(Lijahのことは凄い好きだけど、そこがイギリス人の悲しさ。LoveYouとか死んでも言えない。代わりにすげーキッツイ言葉ばっかり言っちゃう、みたいなDom。なんか応援したくなるんですわ〜)

RPSではElijahを主役にしてもあんまり面白くない、というのがあって、ViggoとSeanBとOrliが絡むところに彼らがアクセントとして入るのがスタンダードのよう。(もっとも自分がLijahファンじゃないんで、Lijahのサイト巡りをしてないだけかもしれないが)

「子役としてスタートして最後まで生き残る役者はほんとうに少ない」という映画界なので、Lijahの悩みもそこにあると思う。LOTRがこうまで売れたことは彼らにとって良かったのかどうか…ハリウッドで正常な精神を保つことは本当に難しいんで、彼がデカプリオの二の舞にならないことを心から祈っています。やっぱVigみたいに「役者をやってることが自分の人生の全てじゃないから」って言える人間は強いんだよな〜…。でもLijahは明らかにレセプションとかパーティーとか好きだよなあ…流されないでいろってゆー方が難しいだろうなあ…。

Dominic Monaghan

1976年ベルリン生まれ。以後12年の間、スパイ天国といわれたドイツで暮らしたイギリス人。友達は軍関係者の子供ばかりだったそうで、しかも軍務は4年で終わるため、永続的な友達はいなかった。本人はそれが「役割を演じること」に目覚めるきっかけだったかも、といっている。

学業は…まあ、役者さんだからねえ。一年間カトリック系のAquinas Collegeに通ったけど卒業せず。友人や大学関係者たちには、"a likeable rogue(悪ガキ)"“TopLad(番長)”として記憶されている。ろくでもない生徒だったらしい。倫理学の講義には殆ど出席しなかった、というのがトピックスとして大学の卒業生名簿に載っている。18歳からテレビの子供向け番組に出演して仕事を始めちゃいます。あとはBBCの番組とか…テレビ系の人。他のLOTRの役者は(Orliとか)わりとシェイクスピア舞台俳優出身なので、彼のキャリアは珍しいかも。

現在は英国マンチェスターにお住まい。従って熱狂的なマンチェスター・ユナイテッド(サッカーチーム)のファン。 今ごろ狂ったようにパブでのんだくれているだろう。(20020615 England beat Paraguai)SeanBeanとはさぞ白熱したサッカーオタク同士の議論が戦わされたことと思う(願う)。

身長5ft7in(170p弱)で煙草は吸わない。ホビットの中では一番背が高かった。(つまりみんな結構チビってことだ。だいたいElijahは身長がたったの165pしかない。マイケル・J・フォックスみたいだ。)お母さんは看護婦でお父さんは教師という家庭で兄貴がひとり。ごく普通の、典型的な中・下層階級出身ですね。SirIanとは身分違い(笑)。まあOrliとは話がさぞ合っただろう。(Orliも中・下層階級だし…ってゆーてもインテリ度ではOrliのが上だが。)

嫌いなのは「煙草を吸う女・人種差別・性差別・同性愛差別・ファシズム・無知であること」。これらはどこでも云ってるんですが、なんつーか、倫理学の講義にでなくってもこれだけ判ってりゃ十分じゃん、という気がするし、チンピラ呼ばわりされるわりには真面目ないい人という感じがする。(つーか正常なヨーロピアンというべきか。)ドイツ人とイギリス人の頭の固いところをしっかり受け継いでしまったというか…いい意味でも悪い意味でもね。だからOrliの常軌を逸したところとか、見てて面白かっただろうなあという気がする。でも自分は別にOrliにはなりたくないやみたいな。まあホントに沈着というか、自分をしっかり持ってる人。というのが私のDomイメージです。

RPSではElijah、BillyBoydとのペアリングが多い。ホビット同士ということですな!仲良し写真は多いです。役柄はLijahのところでも書いたけど、ちょっとクールな、皮肉っぽい、一歩引いてLijahとかOrliとかを見てる「大人」のイメージ。トシはOrliとほとんど変わらないんだけど…でもViggoほどオッサンじゃないから悟りきれてないとこもある。そこがまたかっこいいんだよなあ。私的には「カレシにしたいタイプナンバーワン」。なんと言っても自分の理解の届く範囲内にいる人、って気がするんだよね。

Domの好きな言葉(Quotes):

"No one I think is in my tree" - John Lennon(意訳:僕は完全にオリジナルだ。誰も真似できず、誰にも真似されない。byジョン・レノン)

"In the end, the love you take is equal to the love you make" - Paul McCartney(つまるところ、君が手に入れる愛は君が与える愛に等しい。byポール・マッカートニー)

 

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