■Cancer Journal

(1)「能書きはいいから役に立つ情報をくれ」というあなたのために…

 ・役立つHP

   @がん診断の正誤・最新の治療法・抗癌剤治験状況を知りたい NCI(Nacional Cancer Institute)。アメリカ政府が運営。世界最大の癌HP。英語。

   A医療ミスだと思う。医者を訴えしたい。→MECON(医療消費者ネットワーク)。千葉大教授の清水とよ子氏が運営。

*英語は苦手だ、という人は、国立がんセンターや(財)癌研究所のHPにアクセスすると思いますが、あそこの内容は古いので信頼性が落ちます。ただ、いきなり英語医学論文を読んでも専門用語がわからずどうしようもないので、基礎知識をいれるために読み、そののちNCIの最新論文を読むといいでしょう。

・役立つ書籍

   @『患者よ 癌と闘うな』近藤 誠(慶応大学医学部放射線科講師)

   A『医療ミス 被害者から学ぶ解決策』清水 とよ子(千葉大学教授臨床心理学専門)

 

(2)癌に関する意外な事実

 *実母が「子宮たい癌と卵巣癌の1期」と診断されたのちに調べた内容をまとめたものです。胃癌等その他の癌の方は、参考程度にこの内容をお使いください。

@抗がん剤は効かない・・・ただし10%の癌(白血病とか)には効きます。→詳しく知りたい人:『患者よ、癌と闘うな』(近藤誠著)を。

 ・「抗がん剤が効く」とは、「癌が消滅する」ということではない。「癌が小さくなる」とか「癌が成長するスピードが遅れる」ことを指し、多量の抗がん剤を使用したことで全身衰弱に陥り患者が多臓器不全で死亡した場合も、「抗がん剤は効いていた」ことになる(!)。

A抗がん剤は、毒である。…薬というのはそもそも毒なので、大量に飲めば胃薬でだって人を殺せるのだが、抗がん剤のすごいところは、あの有名な副作用である。この苦しみは、癌に掛かった医者ですら「もうやめてくれ」と投与を拒否するほどの苦痛をもたらす。というのも、抗がん剤は細胞の増殖を抑えるので、癌も増えない代わりに健康な細胞も増えない。そして人体では古い細胞は日々死んでいく。というわけで、抗がん剤を打てば、全身が一気に死化していくことになる。苦しくないわけがない。髪が抜ける副作用も有名だが、これも、毛根にある細胞は元来分裂が激しいのに抗がん剤によってそれが停止してしまうからである。ちなみに抗がん剤の成分は、サリンや青酸カリと同じである。

B卵巣癌で1期の患者は、抗がん剤を打っても打たなくても、死亡率において統計学上で有意の差はない。NCI(アメリカ政府の公式癌研究所のHP:Nacional Cancer Institute。世界中の最先端研究成果を月一回の速さでアップデートしている。質量共に世界最高である。)のHPをチェックするといい。

C総合病院の医者にがん治療を任せると、死ぬ確率が上がる。・・・癌専門病院の医者でないかぎり、医者の知識はほとんど素人と変わらない、と思ったほうがいい。恐ろしいことだが、これは日本の医学教育の劣悪さと、悪名高い医局制度と、製薬会社・厚生省による人命軽視という構造的問題によるもので、決して個々の総合病院の医者が悪人だと言っているわけではない。残念だが、日本の平均的医師の医療水準は、低いのである。英語の読めない医者がまかり通っている現実からもそれは明らかである。癌にかかったら、癌専門の病院か、もしくは癌専門に勉強している医師の治療を受けろ。


D医療事故は、必ず起きる。癌専門病院や有名大学病院にかかったから安心だ、というのは、幻想である。2000年〜2002年までに医療事故を起こしたことで記事になった病院を上げれば、京大病院・東大病院・国立がんセンター・東京女子医大・埼玉医大総合病院・東京医科歯科大・東海大学病院などなど。これらはもちろん氷山の一角であり、記事にならなかった医療事故は膨大な量(おそらく年間数万件)に上る。

E患者を殺しても、医者や厚生省や製薬会社は謝らないし、賠償もしない。裁判での被害者の勝ち目は3割程度。…医者もわれわれと同じ人間。せこいわけです。問題は、カルテの開示が義務付けられていないので、病院が見られて困るカルテはあの手この手で隠すこと(カルテの保存義務は5年。従って5年以内にカルテを入手できなければ、真相は藪の中とります)。さらにはカルテを改ざんします(嘘ではない)。ですから、訴訟を起こす気があるなら、弁護士を立てて不意打ちで「証拠保全」に動くこと。おずおずと、「先生、あれは先生の医療ミスではないんですか?」などとお人好しにも聞きに行ったが最後、改ざんされる危険が高いからです。
→詳しく知りたい人:『医療ミス 被害者から学ぶ解決策』(近藤誠・清水とよ子共著) または清水とよ子氏主宰の市民グループMECON(医療消費者ネットワーク)のHPは、医療訴訟を考える人に役に立つ。もうひとつ『医療ミスで殺されないために』(油井香代子著)では、医療事故専門の弁護士、加藤良夫氏の活動が詳しい。これを読めば、適当に弁護士を選ぶと絶対に裁判に負けることがよく判る。(専門の加藤氏でも負けるわけだし。)

 

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